節分祭
昨日(2/1)の早朝、オデッセイをコスモに届けた後走って帰ったが、聖護院(追儺式後に行われる福豆まきは中止)とその向かい側にある須賀神社(追儺招福豆まきは中止)では節分祭の準備が進んでいた。
(昼食…お餅とカップ麺)
そういえば、露天で賑わう吉田神社では1月末からその準備が進むのだが、京大正門前を走った時もそんな様子はなかった。調べてみたら、吉田神社節分祭はお火焚き神事のみ行われ、露店の出店、奉納狂言、追儺(ついな)式、豆まきは中止となったようだ。また、壬生寺でも、節分会の壬生狂言の上演や、ぜんざいの無料接待は中止となったという。
そのことについて、京都新聞に「京都の寺社、節分行事を相次ぎ中止」という記事が掲載されていた。
《 新型コロナウイルス特措法に伴う緊急事態宣言が京都府に再発令されたことに伴い、2月の節分行事にも影響が出始めている。連綿と続いてきた伝統行事の中止を、急きょ決めた社寺も多い。季節の変わり目に鬼を追い、福豆まきを楽しみ、招福を願うにぎやかな京の風物詩が一変しそうだ。
今年は1897年以来124年ぶりに立春が2月3日となり、2日が節分となる。京都市左京区の吉田神社は、厄災を象徴する鬼が四つ目の仮面をかぶった「方相氏」に追われる「追儺式」を節分前日の1日夜に計画していたが、発令を受けて中止を決めた。当初は儀式の時間を公表せず実施する予定だったが、緊急事態宣言が2月まで続くことで断念したという。2日夜に古いお札などを燃やす「火炉祭」も取りやめる。参拝者が古札を納める場所は今月下旬に設置する予定だが、室町時代発祥の神事は初めての中止となる。
吉田神社の室川喜幸禰宜は「これほど多くの行事が中止となるのはさみしいが、平常の暮らしに戻るために自分たちにできることをやろうと決めた」と話す。神札の授与などは既に始まっていて、コロナ感染対策をしたうえで例年通り参拝してほしいという。
同じく3色の鬼が境内を暴れ回ったあと法力によって追い払われる儀式「節分会追儺式鬼法楽(鬼おどり)」で知られる廬山寺(上京区)は、近日中に関係者と協議して2日の実施の可否を決定する。節分会の法要は実施するが、寺では「鬼おどりは檀信徒の方も近隣の方も楽しみにされている行事だが、人が集まることがどうしても避けられない」と悩む。
中京区の壬生寺は伝統の壬生狂言「節分」の上演を中止する。参拝者の厄よけ招福を願う行事として昭和初期に始まり、戦争以外での理由による中止は今回が初めて。山伏による大護摩祈とう(2日)は例年通り実施するといい、松浦俊昭副住職は「お参りの方たちが毎年楽しんでくださる狂言が中止となって心苦しいが、春の大念仏会は何とか実施したいと願っている」と理解を求める。
千本釈迦堂(上京区)、下鴨神社(左京区)、八坂神社(東山区)、六波羅蜜寺(同)などは年女や年男、舞妓らによる恒例の福豆まきの中止を決めている。》
一方で、「節分用の豆の売り上げ」は様子が違うようだ。
《 「今年はコロナを追い出したいという人々の願いが強いようだ」と話すのは老舗豆菓子メーカー、でん六(山形市)の担当者。節分用の豆の売り上げは「世の中の動きに影響を受ける」といい、順調に伸びているという。
節分用の豆などを製造・販売する有馬芳香堂(兵庫県稲美町)が1月に発売した豆まきセット(税抜き2000円)もすでに1500セット以上が売れた。フェースシールドが付いているのが今年ならでは。鬼の顔が描かれた画用紙を貼り付けられる。「コロナの感染をこれ以上広めないといった強い気持ちを持って豆まきしてもらえたら」と広報担当者は期待する。
SNS(交流サイト)でも「コロナ退散」を願って豆まきをするという声は多い。節分行事や鬼に詳しい八木透・仏教大教授(民俗学)は、「感染症や自然災害は昔から鬼の仕業と捉えられてきた」と解説する。鬼の語源には「目に見えないこわいもの」の意味があり、節分の豆まきは江戸時代以降に庶民の間にも広まったという。
八木教授によるとアニメ「鬼滅の刃」のヒットの背景にもコロナの影響がありそうだという。「鬼になった妹を人間にするために戦う物語は、コロナに感染した妹を何とか助けたいと頑張っている物語とも読み取れる」。コロナ禍の節分に「これまで以上に真剣に豆をまく人が多いのではないか」と話した。》
ということで、総くんが好きだった吉田神社の屋台も今年はなくなったので、せめて豆まきでも楽しんでほしい。妻が、総くんのために鬼の面と豆のセットを買っていたはずだ。
夕方から雨の予報があったので、早めに妻と大文字山に登った。銀閣寺参道の店はすべて閉ざされており、観光客の姿もチラホラである。月曜日ということもあるのだろうが、登山者も数えるほどであった。
(大文字山上り)
(大師堂)
(下山)
帰宅後に台湾料理「六花」で外食も考えたが、夕方から雨になりそうである。寒空に雨での外出はやり切れないので、ありあわせの物で間に合わせた。
(夕食…娘から貰った「一の傳の味噌漬け」、白菜と生ハムの煮物、菜の花とゆり根の煮物など)
食事時間が早まったこともあり、妻と散歩がてら大国屋へ買い物に出かけた。大国屋は月曜日がすべて10%引きなのだ。出かける頃には雨がポツポツしだした。
(コスモの様子)
・勉強
・ヴァイオリン